日常的に喫煙されている方や糖尿病の方、骨粗鬆症の薬を服用されている方がインプラントの治療を受ける場合、注意が必要です。

タバコを吸うとニコチンが血液中に入り、血管を収縮させ血液の流れが低下するため、インプラントに悪影響を及ぼします。手術前から禁煙や節煙をすることが望ましいでしょう。また、この機会に禁煙してみるのはいかがでしょう？

糖尿病になると抵抗力が落ちるため、インプラントに悪影響があります。「オールオン4」なら一般的なインプラントに比べリスクは低くなりますが、HbA1c（ヘモグロビン・エー・ワン・シー）という血液中のヘモグロビンと糖分が結合している状態を示す指標が、7％未満であることが手術の条件です。

骨粗鬆症の場合、ある特定の薬を4年以上服用している場合は、口腔内の炎症や手術の傷が治りにくく、インプラント治療は難しくなります。骨粗鬆症などで薬を服用されている方は、薬の種類と服用期間を歯科医師に伝えてください。歯科医師と整形外科・内科の医師が連携し、最適な治療方法をご提案することができます。